画家・生平桜子さんによる
ポスターカレンダー。
表面は一枚もののカレンダー
裏面は地図からイメージを得た絵が
描かれています。
ポスターカレンダーとして壁に貼ったり
カレンダーを半分に折った蛇腹状で卓上カレンダーにしたり
持ち歩いて簡易的なスケジュール管理に使ったりと
用途は様々です。
携帯電話がマップ変わりになった今
地図を開くことは少なくなりましたが
紙を広げて眺める感じは
これからのことを想像し
わくわくする感じがあります。
スケジュール管理に手帳が必要なのか
でもそれほどでもないしという方へ
このカレンダーに書き込んで、持ち歩いて
だんだん紙が馴染んだ最後に
ちょっとクシャっとしたカレンダーを部屋に飾ったら
素敵だろうなと想像しました。
一年を歩む上での道しるべとなるような
お守りのようなカレンダーです。
---
Hand Map Calendar について
物心つく小さい頃から、暦と地図というものに対して
どちらも自分の位置を見るもの、という
共通のイメージを持ってきました。
このイメージを一つのかたちにしてみたいというアイデアが
Hand Map Calendar のソースとなっています。
これからを歩む上でお守りになるような存在を
私自身が自身の中に希求していたのだと思います。
原画は原画、印刷物は印刷物、
それぞれを大切にしつつも、
その折衷をとれるかたちはないか、
簡素で、少し風変わり、自由でありつつ、
溶け込みのよい何かを目指したところ、
あらかじめ地図のように折りたためられた
一枚もののカレンダー、に行き着きました。
生平桜子
1994年生まれ。神奈川県在住。画家。桑沢デザイン研究所卒業。
その時々に感じられる周囲の自然物や事象から得る心象を独自の画法を持って描き、
具象と抽象を行き来しながら、各地の展覧会で発表を続ける。
size
18cm×54cm