MachinoneことDaizo Katoのプロジェクト。3枚目の今作は
それぞれの季節に吹く風のような
心地よいギターやピアノなど、沢山の楽器の音色が調和しあって
できた、Machinoneの音世界。
懐かしくも心地よい、音の短編集。
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(以下、レーベルウェブサイトより)
東京の西側を描いた「Tokyo」
記憶の中にある町や小さなものへの慈しみを表現した「Pieni」に続く
サードアルバムでMachinoneが描くのは、現代に届いた空想の風の便り。
「Wind Letter」というタイトルと表題曲のメロディーを手掛かりに、
少しSF要素のある物語を浮かべながら構築されたというこの作品では、
前2作を踏襲する穏やかで朴訥とした質感のサウンドの上に、
アルベール・ロビダが「20世紀」で描いたような、
近未来と現代が交錯する予測しにくい世界が広がります。
Machinoneの音楽を特徴づけるガットギターと
小型ピアノ、バンジョーやプリペアド・ギターに、
本作では三角マークのアナログ・ストリングス・シンセサイザーや
チープなキーボード、トライアングル、デンデン太鼓なども用いて、
バラエティに富んだ、曲によっては不思議なアンサンブルを形成します。
アルバムに影響を与えたという足漕ぎ自転車、ドライジーネ、行方不明の猫、夜の終わり
といった種々のキーワードと、曲のタイトルに示された目に見えない
様々な形の風が運んでくるストーリーからは、存在しない近未来や過去への憧憬、現代社会への
やわらかな眼差しを感じることができるかもしれません。
アルバム制作中に世界が大きく変わり、
それを払拭するように作られたというほのかな明るさとコミカルさを併せ持った楽曲群。
Wind Letterは、Machinoneの音楽家としての円熟と、
新しい振れ幅を存分に感じさせてくれる小曲集となっています。
track list
1 kazeyoubi
2 wind letter
3 nagi
4 tie
5 ossyana
6 pantograph
7 pawn
8 tuuli
9 echo and sparks
10 anemoscope
11 wind elz
12 peto
13 thma lupaus
14 hayate
15 loimi
16 zeville
17 swell
18 rootless grass
19 anticipate
20 harukaze glider
21 cat’s paw
22 baseball boy
23 tousenbo
24 reverse and bellows
25 hologram steps 2
26 hologram steps1
27 ninufakazi
28 prove
29 dokachi dance
30 sommar
31 dr’ eiffel
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