花松あゆみさんは青森県出身の版画家。
じいっと見入ってしまうような一枚の絵のなかに
ストーリーのある細やかな作品。
ゴム版で作られる絵の世界は
ここではないどこかに迷い込んだような
不思議な空気に引き込まれます。
3月の展示でLETTERSというテーマで
作っていただいた新作を額を変えて新たにご紹介します。
額装は弘前の古家具ミヤマコ 宮本真さんに。
ヨーロッパの城壁を想像しながら作ったというフレームは
落ち着いたモスグリーン。
雰囲気もあって、経年変化を楽しむようなもので
花松さんの絵と調和して、物語の中に引き込まれていくような
不思議なイメージになりました。
木枠のフレームを作り、そこに下地を塗って、その後セメントと染料を塗布
そうして作られた、色と凸凹のテクスチャ。
触れると土壁のように少しぽろぽろと落ちますが
ふれて変わりゆく姿も計算した上での仕上げとのこと。なんだか面白い。
絵の雰囲気も、3月とはまた違って見えてきます。
古家具ミヤマコのアイディアと
花松さんの絵の世界の融合をお楽しみください。
※こちらは1点ものです。写真のものをお送りいたします。
material
額:木、セメント、染料
絵:紙、インク
※額は土壁のような質感ですので、やさしくお取り扱いください。
塗料のにおいは徐々に飛びますが、デリケートな方にはおすすめしません。
額の特性についてご理解いただける方、経年変化も楽しみながら
お使いいただける方のご注文をお願いいたします。
size
縦 約265mm / 横 約225mm / 厚さ 約20mm