「ぼくのコーヒー地図」は
ただのコーヒーショップのガイドではありません。
「お店」という場の空気をそのまま感じているような
そこにいるような気分で文章を読んでいると
本当は「お店」ってこうやって楽しむものだったのではと思うのです。
例えばそこに行くまでの道のりの風景が素敵だったなとか
かかっている音楽、そこにいるお客様の様子とか。
心を落ち着ける居場所を見つけて大切にする。
分かり合える人だけにこっそり教える。
そこに取り巻く空気のようなものを静かに感じてみる。
時代が変わり、どんどん便利になったとしても
個人のお店が持つ、ひとつひとつの個性というのは
そこでしか味わえないものです。
誰かのレビューや情報が全てではなく、
もっと自分の感覚を大切にして
身近にあるお店を大切にすることが、
自分自身の感性を守ってくれるということ。
雑誌をめくって写真と文章を手がかりに
どきどきしながらお店の扉を開けていた頃のことを
思い出しました。
コーヒーが好き、喫茶店が好き、音楽が好きな方はもちろんのこと
お店をしている人、お店という場所が好きという方にも
楽しめるようなボリューム感たっぷりの一冊です。
この本を読んだらきっと身近なお店に
この本の中のお店に足を運びたくなります。
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manincafeのIDでInstagramにコーヒーを飲む日常をポストする
編集者岡本仁さんによるコーヒー店案内。
コーヒーの味だけではなく、店主、音楽、
そして集まる客がつくりあげる、ゆるやかな、時にはピリリとした空気……
老舗の喫茶店から新しいコーヒースタンド、ナショナルチェーンから個人店、
時には紅茶店や日本茶店まで、街を歩いて見つけた166店で考えた
コーヒーとの幸せな関係。
※オオヤコーヒ焙煎所・オオヤミノルさん発端によるイベント企画
「コーヒーブレイクは大切ですね!
power to the cafe, power to the cafe, right on」
当店も参加しています。
2月から4月にかけて全国各地で岡本仁さんの
トークイベント開催予定です。
詳しくはこちら
matelial・size
B6変 / 328ページ
オールカラー
岡本仁
1954年、北海道生まれ。
マガジンハウスで雑誌「BRUTUS」「relax」「ku:nel」などの編集に携わる。
著書に「東京ひとり歩き ぼくの東京地図」「また旅。」「ぼくの酒場地図」など。